先月のパブリックデイは、水あそびのアップグレードバージョンとして、泡であそぼう!その名も『泡まつり』を開催しました。
開催の経緯から説明させてもらいますと…
皆さん「牛乳石鹸」、ご存知ですよね。昔からおなじみの、あの印象的なパッケージの石鹸を作っている「牛乳石鹸共進社株式会社」さんは、実はTCHのご近所様なんです。本社が城東区、工場が鶴見区にあります。日本中どころか世界中の牛乳石鹸商品が、Made inツルミなのです!そのご縁で、昨年度から様々な形でTCHを応援していただいています。これまで大阪マラソンのチャリティー活動や会社での募金活動を通してサポートしていただきましたが、今回は「子どもたちに泡を使った特別な夏体験をプレゼントしたい!」とお願いしたところ…快く願いを叶えてくださいました!
担当の程野さんは、当日まで何度もTCHへ足を運び、「どのような形ならよりお子さんたちに喜んでもらえるか?」と試行錯誤してくださいました。
泡づくりのデモスト。泡の材料を何にするかが大事なのだそう。商品開発部の泡博士も来てくださいました。
そして迎えた当日。
牛乳石鹸さんには、来てくれた家族が「わ~!」っと楽しい気持ちになる、特別な設えにしてほしい、とお願いしていました(厚かましい…)。すると…館内は、牛乳石鹸さんらしく牛、牛、ウシまつりに!大人はスマホをパシャパシャ、子どもはプカプカ歩く牛バルーンに夢中♡
外には泡が待っていますが、まずは館内で一通り牛と戯れ遊びました。
そしてお外は…
「泡博士」が、もっこもこの泡を立てて…
『泡まつり』スタート!
…ふわっふわのモコモコ!そのうえ滑りにくく、目にしみにくいという、泡あそびにとっておきすぎる泡でした(*^^*)
それでは、子どもたち(結果大人も)の泡まみれの様子をご覧ください。
シャボン玉も~♪
ウシも~♪
もうすごいですよね。すごかったです。泡も笑顔もはじけていました。
一方我々大人は(牛乳石鹸さんも含めて)、本番までは未知数の「泡あそび」にドキドキしていました。
水遊びの上に泡ものっかって、子どもたちの安全をどう守るか…。重い病気のお子さんも、そうでないお子さんも、みんなが安心して楽しめなくては意味がありません。子どもへの配慮の必要度で時間帯を分け、エリアを分け、大勢のボランティアに協力してもらい、そして何度も牛乳石鹸さんに来ていただいて…という過程を踏んで、無事に「楽しかった!」と締めくくられる1日になりました。
だって、病気でも、障害があっても、治療中でも、夏を諦めてほしくない!
CVカテーテルしてても!
酸素してても!
気管切開してても!
「夏は楽しい!」「楽しんでいい!」…の、ワンシーンにしてもらえたのではないでしょうか。
休憩時間は屋台の食べものを。お祭り感UP。
この日に必要な資材は、泡はもちろん、ポップコーンや綿菓子の本格的な機材、牛さんグッズなど、すべて牛乳石鹸さんのご支援で準備いただきました。企画はじめから一貫して「お子さんとご家族に楽しんでもらうために」とプロデュースし、最大限のサポートをしてくだった牛乳石鹸さん、そして当日一緒に楽しんでくれたみなさん、ありがとうございました!
※今回の泡あそびでは、安全な材料を使用しています。ご家庭では事故の危険がありますので、顔にかけることや遊びには十分ご注意ください。
ホスピススタッフ 西出由実