(『ビリーブのじかん』・・・最愛のお子さまを見送られたご家族と、同じ経験をもつビリーブのメンバーが、美味しいお菓子と飲み物を楽しみながら友のように過ごすイベント)
窓越しに夏の日差しを感じながら、第10回『ビリーブのじかん』を開催しました。7月とはいえ、連日、30度を超す猛暑が続いています。今回は、さっぱりとした冷たい飲み物が良いのでは?!と考え、京都の老舗で冷茶用の美味しい玉露をチョイスしてきました!そして、それに合う、弾力が半端ない『もちもちのわらび餅』や大きな柿の種、紫いもチップスなどが夏の花とともに卓上をいろどります。
『ビリーブのじかん』は、さながらティーサロンのように、くつろげる場所。最初は緊張気味の初参加者も徐々に打ち解け、気が付くと前から友達だったようにお話しできる心地よい空間です。今回もママの年齢や、お別れしたお子さまの年齢、お別れした状況もさまざまでした。その中でいろんなことを聴いたり、聴いてもらったり・・・。会話が弾む時間もあり、静かな沈黙に身をゆだねる時間もあり・・・。そして、そして・・・やわらかい雰囲気の中で得られる共感と気づき・・・。
「こんなにも悲しくて苦しい想い。少しでも楽になれる日は来るのだろうか?」
「何を希望に生きていったらよいのだろうか?」
「こんなつらい体験をする意味って?」
答えのでない自問に、同じ体験をした仲間がうなずきながら寄り添います。
「私も、同じ。」
「私は、こんな感じだった。」
「私は・・・。」
『ビリーブのじかん』では、自らの体験や想いを、素直に表出し、語り合います。
泣いてもいい、笑ってもいい・・・
こんなこと言ってもいい、あんなこと言ってもいい・・・
もちろん、聴いているだけでもいい・・・。
お子さまのお話やご自身の気持ち、世間話、なんでもありの自由な時間です。
来訪して下さった方からは、以下のコメントをいただきました。
「九州からやってきました。自分の人生に、こんな悲しい経験をするなんて、本当に運命をうらみました。でも、ここにきて、皆さまとお話しさせていただき、こころの重荷がひとつ軽くなったような気がします。」
「自分の気持ちを話すと『伝わった』と思えることが、いつも私の思いを落ち着かせてくれます。あっという間の2時間でした。」
「1年がたち、息子の病気の事など話す機会が減ってきたと思い参加させてもらいました。普段は話せない事を話すことができてよかったです。」
今回も、お茶とお菓子をいただきながら、安心できる2時間を共に過ごしました。来月は8月20日(日)14:00~16:00を予定しています。お楽しみは『プリン♪』と 『洋菓子』です!
もちろん無料ですし、1度だけの“フラッと参加”も“リピート参加”もOKです。ご自身の想いをお話ししてくださってもいいし、みんなの会話を聴いてくださっているだけでもOKです。『ビリーブのじかん』は、自由に過ごしていただける場所と時間をご用意しています。もしよかったら、どうぞ遊びに来てくださいね。