プレーパークは、子どもたち自身のありのままの遊ぶ姿を尊重し、見守る場所。この日は、西成で活動しているプレーワーカー根岸さんらにご協力いただき、11月12日TCHの中庭付近でミニプレーパークを開催しました!
お庭に広げられた、段ボールや白布、画材たち…。とくに開始の声かけがないまま、集まってきた子どもたちは、思い思い、段ボールをカッターで切ったり、布に絵を描き出したり…。とにかく何をやっても自由なので、それぞれがとても楽しそう!段ボールはどんどん遊具に変化し、下描きなしで思いのまま彩り始めた布は、あっという間に素敵な芸術作品に。TCHシンボルのツルミちゃん(という愛称で私たちは日ごろ呼んでいる)を描くあたり、とても粋な計らいです。その日、たまたまTCHに来ていたメンバーのSちゃんも合流して段ボールを使っての鬼ごっこ。遊びの輪は、それまでの関係を超えて、年齢を超えて、どんどん広がっていきました。最後はみんな、「楽しかった~」「また来たい!」という言葉が溢れ、とても嬉しかったです。
現代の環境では、どうして、ケガをさせないこと、安全第一であること、ということにエネルギーがいきがち。でも、本来、子どもの世界は子どものもの。子どもたちの楽しい、嬉しい、悲しい、わくわくする、くやしいといった、多くの異なる気持ちが交錯し様々な忘れられない体験こそが彼らの成長を支え、可能性を広げていくものと、私たちは信じています。あらゆる子どもが育まれる「場」がどうあったらいいか、TCHの試行錯誤はこれからも続いていきます。