こんにちは。ゼネラルマネージャーの水谷です。
先日(11月10日)、松山で開催された第15回日本小児がん看護学会学術集会にて、TSURUMIこどもホスピス(TCH)の取り組みを報告する機会をいただきました(2学会合同シンポジウム「笑顔のたねパートⅡ」の中で)。
30分の報告の中で、TCHが取り組むホスピスケアは、子どもの成長を促し続け、その子らしく生きていけるよう、家族との時間や友達との交流、地域社会への参加を促すケアであり、子ども中心の環境づくりが大事であること。それぞれの「生きる」を支え、家族がもつグリーフを支えるための「個別性」を重視したケアプランの作成。そして、病気の子どもと家族が安心して暮らせる地域社会を“ともに”作っていこうとする活動であることを説明しました。さらに、TCHのパーソナルケア実践では、様々なことを試行錯誤しながら歩んでいる中で、これから医療関係の皆さんと一緒に考えていきたいポイントなど、今感じていることを述べさせていただきました。
聴衆のほとんどが医療関係者であり、なかなか…と言いますか、緊張する場でしたが、子どもの“生”をそれぞれの立場から懸命に支えようとする方ばかりで、逆に大変心強く感じたのも事実です。医療と地域が手を携えながら取り組む小児緩和ケアとは…を、今後も考える、発信する、そういった場面に、私たちももっと出ていけるよう頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
ゼネラルマネージャー 水谷 綾
発表後、同じく登壇された難病の子どもとその家族へ夢を(Hope&Wish)の大住さんや日本クリニクラウン協会の石井さん・熊谷さん、そして大学の看護の先生方とご一緒に。発表が終了し、みんなほっとしている瞬間です。皆さま、ありがとうございました!