10代~20代の人に読んでもらいたい本棚が完成しました

Teen ClubhouseのLounge本棚に、10代から20代の人たちに読んでもらいたい本をそろえました。
今回はバリューブックスさんのプロジェクトである「ブック・プレゼント」に選ばれ、本の寄贈をしていただきました。
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本の選書は『本屋ですがベストセラーはおいてません。』のキャッチコピーで有名な書店『スタンダードブックストア』の代表中川和彦さんと、こどもホスピスのクリエイティブディレクターをしていただいている広告クリエイターの日下慶太さんによるものです。
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約400冊の本を段ボールから出して、ディスプレイをしてもらいました
それぞれのテーマに合わせて、ディスプレイをしていただきました

先日、中川さんにこどもホスピスに来館していただき選書本のディスプレイに立ち会わせてもらいました。選書にあたって、テーマや心がけたことをお伺いすると、どのような本が今の10代の子どもたちに興味を持ってもらえるのか、と悩んだそうです。今の時代は本を読むこと以外にも楽しいことはたくさんある。時代や流行の本をもちろん面白いが、いつの時代になっても色あせない名作というものがある、そういったものが子どもたちの心に引っかかっていってくれたら、とお話されていました。
『本屋ですがベストセラーはおいていません』と掲げて、長年本の業界に携わってきた中川さんの本にかける想いを感じました。

また日下さんは、
「気楽に読めて、ちょっとためになる。そんな本を選びました、特に写真集を多めに選びました。パラパラとめくってもらえるし、高価なものも多いので自分ではなかなか買わないものだから、本棚にあるといいかなと思いました。」

「ぼくは写真家ということもあって、こどもホスピスを利用している10代の子たちに向けて写真撮影のワークショップをしたことがあります。参加者は写真をとてもおもしろがってくれていました。
病気という状況で、思うように行動できないことも多いでしょう。でも、そんな逆境もカメラを通して撮ることでまた違って見えてきます。
いつもの家族、いつもの病室、いつもの道に気づきが生まれる。そんなことをたくさんの本から汲み取ってくれたら本望です」

ふと、目に入って手に取るたくなるような本。
今までに出会ったことのない本。
もしかしたら人生のとっておきになるかもしれない本。

窓辺で読むのがぴったりな季節になってきました

色々な出会いと体験が本を通して待っているかもしれません。
自由に読んで、好きに眺めて、おもいおもいの時間を過ごしてみてください。

「こんな本を読んでみたい」「この本が面白かった」などリクエストや感想などあればいつでも教えてください。待ってまーす!

完成した本棚をバックに中川さんと記念写真