おさんぽ気分で、ようこそTSURUMIこどもホスピスへ!

【つるみんおさんぽカフェのご報告】
鶴見緑地公園内にTSURUMIこどもホスピスはあります。季節のいいときは広い原っぱエリアでゆったりまったり遊んだり、草摘みをしたりしているかわいいちびっ子と親御さん。春、夏、秋は網と虫かごを持ってバッタやちょうちょうを追いかけている少年、少女…など、ご近所のみなさまには少しずつ親しみをもっていただけるようになってきました。

でも「TSURUMIこどもホスピスってなに?」「どんなことしているの?」「中には何があるの?」などなどわからないことがいっぱい。質問されることもよくあります。
そこで、2021年12月4日と2022年1月14日の2回に分けて、少人数制でご近所の皆さまにおさんぽ気分でふらっと来ていただける「つるみんおさんぽカフェ」を開催しました。

鶴見区や城東区など大阪市内の方や、ご近所ではありませんが気持ちは“おさんぽ気分”で他市からの参加もありました。
当日は、まずかわいい三角屋根の木の建物の中に入っていただき、カフェのお部屋へご案内。ちょっと緊張気味の方もおられましたが、木のぬくもりやカフェのゆったり感に包まれて少しずつなごやかな雰囲気になりました。

その中で、活動内容をお伝えしたり、質問にお応えしたり、館内(1階)を見学していただいたりして、子ども達やご家族の方がどのように過ごしておられるかを感じていただくことができました。鶴見区にお住まいの方は「鶴見区にこんな素敵な施設があるなんで鶴見区民として誇りに思います。」と言ってくださいました。また、他市から参加の大学4年生の学生さんは「専門性や地域性など直接関わりのない私が参加できてよかったです。」との感想を寄せていただきました。

「ホスピス」ということばに「こども」ということばがくっついていることで、何となく「入りにくいな」「わかりにくいな」「私にはあまり関係ないかも…」と思われがちだったのが、「楽しそう!」とワクワクし、親しみのある場所としていろいろな形で応援していただけるひとつのきっかけになったのではないかと思っています。
 
コロナ渦で、たくさんの方が集まるイベントができなかったり、いろいろな方に来ていただくことが難しくなったりしていますが、社会の状況をみながら、できる範囲で少しずつTSURUMIこどもホスピスを多くの方に知っていただく機会をこれからもつくっていきたいと思っています。

饗庭真祐美