2年前から、こちらの予想をはるかに超える規模とクオリティのバルーンアートを届けてくださっている風船使いたけむぅーさんと、その仲間の方々が、今年もTCHにやってきてくれました！
トップレベルで活躍されているバルーンアーティストさんが集まり、子どもたちの利用がない日に丸一日かけて仕上げてくださいました。コロナ対策の人数制限のため、当日来ることができない方は資材費やバルーンの提供を通じてご支援くださいました。たくさんのあたたかい気持ちとおとぎ話のようなバルーンの世界、まさにホスピスがワンダーランドに★今回もすべて寄付によるご提供、本当にありがとうございました！
ずっと想いと協力を寄せていただいている、風船使いたけむぅーさん。どうしてホスピスを応援してくれているの？？私たちの素朴な疑問に、ホスピスを利用するご家族にメッセージという形で答えてくださったので、ここにご紹介いたします。
「沢山の人の願いは、時々奇跡を起こします。私はその奇跡を信じたい。」という言葉が、この時代だから余計にぐっと心に響きました。ホスピスメンバーでない方にもぜひ読んでいただきたいです！
こんにちは！
一般社団法人バルーンアートデザイン協会理事長をしております、尼崎市在住、35歳独身の風船使いたけむぅーです（笑）
今回のクリスマス装飾に関して、TSURUMIこどもホスピスメンバーの皆様にメッセージを…ということで、正直あまり想いを言語化するのは得意ではないのですが、当活動に至る経緯と共に筆を取らせて頂きます。
私は元々、学生時代から児童に関わるボランティアをしていて、バルーンアートもその活動の一環として行っていました。
そこからなんやかんやあってプロになり、今から2年前にバルーンアートの全国大会で優勝し、その際に”せっかく優勝したのだから、何かバルーンアートで世の中に恩返しできることはないか？”と模索していたときに、知人がFacebookでシェアしていたのがTSURUMIこどもホスピスの記事でした。
恥ずかしながら、私はこのような施設が大阪にあるということを知らなかったので、早速説明会に参加しました。
そして、そこで職員の皆さんがどんな想いで活動されているかを知り、また、ご家族の皆さんがその場所でどのように過ごされているのかを知り、とても感銘を受け、この場所で過ごす皆さんに少しでも元気や勇気、そして夢を与えられるような事ができたらと思い、スタッフの方に相談したところ、快く受け入れてくださり活動に至る事となりました。
最初は私個人でやろうと思っていましたが、せっかくなら沢山の人にこの場所のことを知ってもらい、関わるキッカケを生み出せればいいなと思い、周りに協力を呼びかけた所、沢山の方に賛同いただきまして、思った以上にド派手な内容になったというのが現在ということになります（笑）
この通り、元々は私の自己満足から始まった活動ですので、大変な日々を過ごしておられる皆様にメッセージを…なんてとても恐縮ですが、あえてメッセージを送らせていただくとしたら…
ありがとうございます。
でしょうか…？
活動後、お子様や保護者の皆様の笑顔を拝見して「やってよかった。」と日々励まされております。
ホスピスの活動報告からも溢れてくる、皆様の我が子の幸せを願う気持ち、皆様の愛情の深さを感じ、日々の奮闘を想像し、その日々の中に大切な思い出ができたのではないかと想像して、勇気をもらっています。
本当にありがとうございます。
バルーンアートは風船でできていますので、何日、何時間かけて作っても、どんなに頑張って保たそうとしても、数日で必ず萎んでしまうアートです。そして、私達バルーンアーティストは、その一瞬とも言える時間のために命を削って作品を作るお仕事です。
例え、最後は形に残らずとも、すぐに萎んでしまうとしても、その一瞬がその人にとって一生の想い出になって欲しい、心に永遠に残って欲しいと願っています。
このクリスマス装飾を通じて、ホスピスのことを知ってくださる方が1人でも増え、利用されているご家族の大切な思い出になればと思います。
そして、沢山の人の願いは、時々奇跡を起こします。私はその奇跡を信じたい。皆さんに素敵な奇跡が訪れることを祈っています。
今年は新型コロナの影響で大変な一年となりました。少しでも笑顔の時間が増えたなら幸いです。
できることはわずかですが、これからも応援しています。
たけむぅーさん、仲間の皆さま、ありがとうございました。
皆さんも、心あたたまるクリスマスを…
プロの作業風景は、圧巻！
鬼滅も！（まなてぃさん作：https://twitter.com/balloonmanaty?lang=ja）