子どもたちだけでお泊り会をしたとき、お風呂あがりに一緒にアイスを食べたり、UNOして遊んだり、家で家族と過ごす時間と同じように過ごせた瞬間。私も「幸せだな……」と感じました。でも、オープンしたばかりの頃は、どのように利用されるのかイメージできなくて、問い合わせに対して順に応えていましたね。当時は、年齢の近い子どもたちを集めた利用プログラムが主でした。開館から5年をきっかけに、改めてケアのあり方も見直すなかで、その日1組1組がどう過ごすかを大事にする現在のかたちに。だから、まずは「何をしたいか?」ではなくて、その前提となる「家族でゆっくりできる場所をつくること」を大事だなと思っています。