「やりたい」を「できた!」に変える、大阪・TSURUMIこどもホスピスです。
副理事長 (小児血液・腫瘍医)
小児科医として小児がんの診療を40年間行ってきました。その間、大勢の子どもたちが旅立って行きました。どうしても助けることのできない命があります。そのような命を最後の瞬間まで輝かせたいとの想いが、TSURUMIこどもホスピスの設立につながりました。詳しくは、石井光太著『こどもホスピスの奇跡』(新潮社、2020年)に書かれていますので、ぜひ読んでみてください。こどもホスピスには、会議の際やたまの週末などに行っています。話をしたいといったリクエストがあれば、スタッフに伝えてください。
彼ら彼女らの心の中の「寂しさ」を和らげること。みんな何かしらの寂しさをもっているんですよ。どんな人だってその孤独がある。だから、その側についてひとりじゃないよと言葉や態度で示していくこと。
利用していた子どもたちが成長して、ボランティアやスタッフとして働いてくれたらいいな。
こどもホスピスで新しく購入したピアノを使って練習していたら、利用中の親子が知らない間に僕の後ろでその様子を聴いていました。それまでは調子良かったのに、聴いているとわかった途端に間違えまくり。街角ピアノデビューへの道のりは遠そうです。
読書と音楽が大好き。本は、最近は日本の古代史に関連したものが多いです。音楽はすべてのジャンルを聴きます。今回は、家にあるレコードからジャケットの絵がきれいなものを選んできました。Keith Jarrett『Belonging』(ECM、1974年)、The Moody Blues『Every Good Boy Deserves Favour』(Threshold、1971年)、山下達郎『For You』(air RECORDS、1982年)の3枚。これを機会にぜひお見知り置きを。