皆さん、こんにちは。ゼネラルマネージャーの水谷 綾です。
TSURUMIこどもホスピスは、緊急事態宣言から現在に至るまで、コロナの影響を受け揺れ動いている社会の状態だからこそ、ホッとできる、温かい時間とは何を考え、個別のニーズを踏まえながら、今も各種行動に制約がかかる子どもたちとの関わりを続けています。
春に政府から発令された宣言によって、一方的に活動が制約されることはありませんでしたが、様々な事態に備えて2チーム制による受け入れ態勢を作ったり、オンラインで病室や自宅とのつながりを開発したり、お泊りが必要な家族には宿泊機会を提供したり、その時その時にできることを取り組んできました。
様々なケア活動を継続できた反面、イベントのキャンセルは相次ぎました。これは、寄付を集める為に計画していた全てのアクションが白紙になるという事態に・・・。
TSURUMIこどもホスピスへの寄付には、継続的な寄付や一時寄付による個人・団体によるものもあれば、イベントを通じた募金活動からいただくものなど、その原資は様々です。また、大阪マラソンのようなランナー主導のファンドレイジングによる寄付もあり、様々な温かいご支援によって成り立っています。
しかし、今年の11月に開催されるはずだった大阪マラソンの中止や、他に予定していた企業・団体イベントを通じた募金活動も3月以降全面的に中止になりました。(講演会やコンペ、パーティなど、様々に企画をいただいたもの全て)。そして、私たちが主催する春のドネーションイベント「サンクスデイ」の開催も叶いませんでした。世間でもイベントの中止により多大な影響を受けている業界と同様、財政基盤が脆弱な子どもホスピスにおいても最大級のピンチ!!な状況。特に今年いっぱいは大々的なイベントによるチャリティ活動はかなり難しいと予測している事もあり、今回、各方面に様々な形で「応援団」になってくださる方がいないか呼び掛けていこうとしています。
上記のとおり、当初計画していた予算から必要経費を可能な限り絞った結果、2020年度に必要な予算は4500万円となりました。そのうち見通しが立たない2,400万円について、5月以降、緊急支援の呼びかけを始めさせていただいています。
その第1弾として、「2020緊急支援サポーター」の募集を開始します。「よし、今回、3万円(一口)出したろ~」と言って下さる方を、8月末までに100名(100口)を目標に募りたいと思います。是非「2020緊急支援サポーター」になっていただけませんか。(これは、サポーターと言っても、マンスリーサポーターのような継続寄付ではなく、一時寄付の緊急バージョンです)。
他、大口の緊急支援スポンサーの募集を始めていたり、今回の3万という額ではなく、額面を自由に設定できる一時寄付によるご支援あります。できる範囲のところから応援をいただけると幸いです。
どんなに厳しくても、子どもたちの時間を支え、地域社会と手を携えながら小児緩和ケアを充実していくために、地域の皆さんのご支援を賜りながら、今日も明日も前に進んでいきたいと思います。子どもホスピスの応援団を一人でも多く増やしていくことが子どもたちの未来を作ります。どうぞ私たちの活動を応援してください。
2020年6月26日